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NieR:Automata 4年間誰も見つけられなかった「最後の秘密」チートコードとは?🎮

発売からずっと語り継がれてきた"都市伝説"が、ついに現実となった——。

世界累計1000万本を超える名作アクションRPG『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』に、開発者が4年もの間こっそり仕込み続けた隠しチートコードが存在していた。そしてそれは、海外の解析者によってゲームのプログラムを読み解くことで暴かれ、ディレクター本人に公式認定されるという前代未聞の結末を迎えた。

ゲーマーなら誰でも一度は感じる「このゲーム、まだ何か隠されているんじゃないか」というあの感覚——その直感が、この作品においては完全に正しかったのだ。


🎯 NieR:Automataとはどんなゲームか

2017年にスクウェア・エニックスから発売され、開発をアクションゲームの名門プラチナゲームズが担当した本作は、哲学的なストーリーと爽快なアクションを融合させた傑作として世界中で高く評価されている。

最大の特徴は「3周プレイしてようやくストーリーの全貌が見える」という独特の構成だ。1周クリアしただけでは物語の本当の意味は分からない。2周目、3周目と繰り返すことで、世界観の深みが次第に明らかになっていく。

この複雑な構成こそが、後に明らかになる「最後の秘密」の価値をさらに際立たせることになる。


🕵️ 発端:2018年のファミ通インタビューで放たれた一言

発売翌年の2018年、ディレクターの横尾太郎氏がゲーム誌ファミ通のインタビューでこんな発言をした。

「まだ誰にも発見されていない最後の秘密がある。見つかると問題になるかもしれない」

中身は一切明かさず、ただそれだけを言い残した。

この言葉はファンの間に大きな波紋を呼び、「最後の秘密とは何なのか」という問いがネット上で何年にもわたって語り継がれることになる。しかし誰一人その答えにたどり着けないまま、3年近くの月日が流れた


🔬 解析者ランス・マクドナルド氏の挑戦

「数百時間」をかけた解析の始まり

2021年1月、その状況に終止符を打ったのが海外の解析者ランス・マクドナルド氏だ。

彼はゲームのプログラムを一行一行読み解き、開発者が残した隠し機能を掘り起こすことを専門とする人物。発売前に削除されたはずのテスト用機能がプログラムの奥底に残っていないかを探るこのような作業は、海外ではゲーム改造(MOD)文化の一環として広く認知されており、マクドナルド氏はその分野の第一人者として知られていた。

そんな彼が、ニアオートマタのプログラム解析に費やした時間は数百時間以上。そしてある日、ゲームの内部に「通常では決して使われていない処理」を発見する。

「チートコマンドマネージャー」という謎の処理

マクドナルド氏の目に留まったのは、「チートコマンドマネージャー」という名前の処理だ。

ゲームのプログラムには「この場面でこの処理を動かせ」という指示が膨大に書かれているものだが、このチートコマンドマネージャーだけはゲームのどの場面からも一度も呼び出されていない——つまり完全に放置された状態だった。

  • 開発者がわざわざ仕込んでいる
  • しかしゲーム内のどこからも使われていない
  • しかも名前に「チート」とついている

これは、普通にプレイしていたら絶対にたどり着けない何かが隠されているのでは——マクドナルド氏はそう直感した。


🔓 最後の秘密の正体:驚愕のチートコード

1年以上の解析でついに全容が明らかに

マクドナルド氏はその後、蓄積した知識を総動員して1年以上かけてこの処理の発動条件を突き止めた。その結果、2018年のインタビューで語られた「最後の秘密」の正体がついに明らかになる。

その正体は——ゲームの隠しチートコードだ。

このコードを入力すると、本来ゲームを3周クリアしないと手に入らない以下の機能がすべて一括解放される。

  • 🎮 チャプターセレクト(好きな場面から自由にプレイ)
  • 🖥️ 開発者がテストに使う特殊画面
  • 🏆 ゲーム内トロフィーショップ
  • 🎬 最終エンディングのさらに先、エンドロール後の特別シーン
  • 🖼️ 5周目エンディング到達者だけに現れる隠しタイトル画面

1周クリアするだけでも数十時間かかるこのゲームを3周分——何十時間もかけて初めて手に入るものが、コマンド一つで全部揃ってしまうわけだ。「見つかると問題になるかもしれない」という発言の意味が、ここでようやく腑に落ちる。


📍 チートコードはどこに隠されていたのか

全プレイヤーが通る場所にあった

チートコードが隠されていた場所は、ゲーム開始からわずか30分のプロローグ内だ。

全プレイヤーが必ず通るこの導入パートで、主人公の2Bが最初のボス「マルクス」を倒した後、仲間キャラクターの9Sが飛行ユニットで周囲を偵察すると告げて飛び去っていく場面がある。

コードを入力できるのは、この9Sが去った直後のわずかな時間だけ。

そして入力場所は広いエリアの中のたった1点——2列3本ずつ並んで置かれた樽と樽の間だ。マクドナルド氏の解析によれば、この樽は開発者がコマンド入力地点の目印として意図的に置いた可能性が高いという。

さらに、先のエリアに進んでしまうと扉が閉まって戦闘が始まり、二度とチートコードは使えなくなる。通り過ぎたら手遅れ、という一発勝負の仕掛けだ。

コマンドの入力方法

樽の間に2Bを立たせ、R2ボタンを押しっぱなしにしたままコマンドを入力するというもの。ただし、ボタンを押すたびに主人公が動いてしまうため、実際の入力は決して容易ではない。

マクドナルド氏が解析で最も苦労したのは、ボタンの並びを突き止めることではなく、広大なプロローグの中からこのピンポイントの場所を特定する作業だったと語っている。


🌟 隠されていたもう一つの遊び心

チートコードの全容が明らかになった後、X(旧Twitter)でさらなる発見が投稿された。

コマンドのボタン配列をコントローラー上でなぞってみると——プラチナゲームズのスタジオロゴの形になっていたのだ。

しかもこのコマンドは、同じくプラチナゲームズが開発した『ベヨネッタ2』にも全く同じものが存在していた。開発会社が自社ロゴを象ったコマンドを複数のゲームにこっそり仕込んでいたということになる。


🎉 公式の反応と世間の盛り上がり

チートコードの全容が公開されると、開発陣が即座に反応した。

ディレクターの横尾太郎氏はXでマクドナルド氏の投稿を引用し、一言——

「3年10ヶ月」

ゲーム発売から秘密が見つかるまでの期間を、ただ数字と自身のトレードマークの顔文字で示しただけ。それだけで十分だった。

英語の公式アカウントは発見者を名指しで「Congratulations(おめでとう)」と祝福し、日本語の公式アカウントは「最後の秘密が発見されたようです。ネタバレを含むものですので、未プレイの方はSNSなどご注意ください」と投稿した。

こうして、2018年のファミ通インタビューで語られた「最後の秘密」は、約3年10ヶ月の時を経て公式に発見が認められた

「開始30分の場所に4年間バレなかった隠しコマンドってもう都市伝説じゃん」

「数百時間プログラム読み解いて公式に認められるとかこの人ガチのラスボスだろ」

「太郎相手に最後の秘密なんて言いきれるわけない。絶対まだなんか仕込んでるって」


🎮 この物語を体験するならこの環境で

ゲーム本編(PS4版)

全エンディングと追加DLCを含む完全版。初めてプレイするならこちらがおすすめだ。3周分のプレイを経てはじめて物語の全貌が見えるこの作品を、ぜひ最後まで体験してほしい。

PC版でプレイしたい方へ

グラフィック改善パッチが当たった現在のPC版は、発売当初の問題点が解消されており快適にプレイできる。

より没入感を高めるゲーミングヘッドセット 🎧

ニアオートマタの音楽は世界的に高い評価を受けている。岡部啓一氏による楽曲群は、良質なヘッドセットで聴くことで感動がまったく変わる。

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マクドナルド氏が行ったような「ゲームのプログラムを読み解く」技術——リバースエンジニアリングの入門書。解析者たちがどのようにしてプログラムの奥底に眠る秘密を掘り起こすのか、その手法の一端を学べる一冊だ。

ゲームの世界観をさらに深堀りしたい方へ 📖

ゲームの世界観・設定・デザインが網羅された公式資料集。横尾太郎氏のインタビューや制作秘話も収録されており、「最後の秘密」の背景にある開発者の遊び心をより深く理解できる。


❓ FAQ

🤔 Q1. チートコードは現在でも使えるの?

パッチ等で修正されたという公式アナウンスはなく、現在も該当バージョンのゲームで使用可能とされています。ただし発動条件が非常に厳しいため、実際に試す場合は慎重に行いましょう。

🎮 Q2. チートコードを使うとトロフィー(実績)は取れなくなる?

チートコードによって解放される機能はあくまでゲーム内コンテンツのアンロックであり、各トロフィーの取得条件を満たすプレイ自体は別途必要です。正規ルートでのプレイも存分に楽しんでほしいところです。

🕵️ Q3. ランス・マクドナルド氏はどこで解析結果を公開しているの?

主にX(旧Twitter)やYouTubeで解説動画を公開しています。ニアオートマタ以外のゲームについても多くの解析を行っており、ゲームの裏側に興味がある方にとっては非常に面白いコンテンツが揃っています。

🔍 Q4. プラチナゲームズのロゴを象ったコマンドは『ベヨネッタ2』以外にも存在する?

現時点では『ベヨネッタ2』との共通性が確認されていますが、他のプラチナゲームズ作品にも同様のコマンドが仕込まれている可能性は否定できません。

😲 Q5. このチートコードはスピードラン(タイムアタック)コミュニティでも使われるの?

スピードランには「Any%(チート・バグ使用可)」「グリッチなし」など様々なカテゴリがあります。このチートコードが発見されたことで、新たなカテゴリや記録更新の動きが生まれる可能性もあります。


まとめ 🎯

普通にプレイすれば数十時間で完結するゲームに、数百時間かけてプログラムを読み解く——それもまた、ゲームの楽しみ方の一つだ。

発売から4年間、世界累計1000万本を超えるプレイヤーの誰一人として気づかなかった秘密が、たった一人の解析者の執念によって白日の下に晒された。そしてそれを開発者本人が「3年10ヶ月」という一言で公式認定した瞬間——ゲームの歴史に残る美しいエピソードが誕生した。

横尾太郎氏の「問題になるかもしれない」という言葉の真意と、プログラムの奥底に刻まれたプラチナゲームズのロゴ——開発者たちの遊び心と、それを解き明かした解析者の情熱が交差したこの物語は、ゲームというメディアの可能性を改めて感じさせてくれる。

あざらし

あざらしです🦭 ゲーム好きが高じて、遊んだゲームや機材の「正直な感想」を残すためにブログを書いています。 Switch・PS・レトロゲーム系が特に好物。 良いところも微妙なところも、実体験ベースで書くのがモットーです。 お気軽にお問い合わせください。