【完全解説】PiKVM v2でマルチポートにして複数台管理できるようにする【ezcoo使用】

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あざらし
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前回に引き続きPiKVMを使用してマルチポートを実現したいと思います。

PiKVMが出来上がっている状態であれば、やり方はとても簡単ですのでぜひみなさんもやってみてください。

構成図

必要機材

1.構築済みPiKVM
※基本的なPiKVMの構築に必要な機材などは以下の記事を参照してください。

2.EZCOOTECH製 4ポート KVMスイッチ

3.その他 ケーブル

※環境によって必要なケーブルの本数がかわりますのでここでは記載はいたしません。
PiKVM構築記事の方でも必要機材を記載してますのでそちらをご参照ください。

構築手順

1.PiKVMとKVMスイッチを接続する

[PiKVM] マウス・キーボード操作用USB ⇨[KVMスイッチ]のマウスマークが買いているUSBポートに接続する

[PiKVM] HDMI ⇨[KVMスイッチ]右下のHDMIポートに接続する

基本的な物理的接続は以上!
あとはEZCOOLに接続端末分のUSBケーブルとHDMIケーブルを用意して接続してあげるだけ。

2.EZCOOL用に設定ファイルを修正する

/etc/kvmd/override.yamlのファイルを編集

#root権限に変更
su -
#書込モードに変更 !!このタイミングで電源おちたらOSこわれます!!
rw
#nanoエディタでファイルを編集
nano /etc/kvmd/override.yaml

以下の「## ここから ##」「## ここまで ##」を除いた箇所をコピーしてoverride.yamlの末尾に追加します。

## ここから ##
kvmd:
    hid:
        mouse:
            absolute: false
            horizontal_wheel: false
    gpio:
        drivers:
            ez:
                type: ezcoo
               protocol: 2
                device: /dev/ttyUSB0
        scheme:
            ch0_led:
                driver: ez
                pin: 0
                mode: input
            ch1_led:
                driver: ez
                pin: 1
                mode: input
            ch2_led:
                driver: ez
                pin: 2
                mode: input
            ch3_led:
                driver: ez
                pin: 3
                mode: input
            ch0_button:
                driver: ez
                pin: 0
                mode: output
                switch: false
            ch1_button:
                driver: ez
                pin: 1
                mode: output
                switch: false
            ch2_button:
                driver: ez
                pin: 2
                mode: output
                switch: false
            ch3_button:
                driver: ez
                pin: 3
                mode: output
                switch: false
        view:
            table:
                - ["#Input 1", ch0_led, ch0_button]
                - ["#Input 2", ch1_led, ch1_button]
                - ["#Input 3", ch2_led, ch2_button]
                - ["#Input 4", ch3_led, ch3_button]
## ここまで##
# 読み込みモードに変更する
ro
#OS再起動する
reboot

構築手順は以上です。

とても簡単にマルチポート化されたのではないでしょうか?

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