【ホシザキ製】ビールサーバの撹拌モーターの修理メンテ方法(その2)

雑記記事

Panasonic製のモーター(型番:T06B22P 10HZ、仕様:2P 10W 100V 10/60Hz)の分解とメンテナンス方法を詳しく説明します。この手順を通じて、効果的にモーターのパフォーマンスを復活させることができます。

■モーターの種類

メーカ:Panasonic製
仕様:2P 10W 100V 10/60Hz
型番:T06B22P 10HZ

■必要工具

交換用のベアリングです。(8×22×7)

耐熱のグリス

ロングタイプのドライバー

ウォーターポンプフライヤー(分解に必要)

さび落としブラシ

ルーターがあれば、こちらがおすすめ。
ブラシホール

■分解手順

1.上部キャップを外す

黒いゴム製のキャップを外します。
※手で簡単にとれます。

キャップを外すと以下のような状態になります。
※この金属箇所は取れませんので、無理に外そうとして変形させないようにしてください。

2.スクリューを外す

ナットネジを外します。
※この時、ネジは”逆ネジ”になっていますので、誤って締め付けないようにしてください。

プロペラを外すと、土台?みたいなのがあるのでこれも外します。
※この土台も逆ネジで止まっているだけです。

水はね防止ゴムを外します。
※上にスポッと抜けます。

3.下部キャップを外す

銀のシールを外すと、ネジが3つついてるので外します。

4.コイル箇所を取り出す

外すと、以下のような状態になります。
経年のためか、手で引き抜くことは難しいので、マイナスドライバーを使って
隙間に差し込んで、テコで抜くようにしてください。

抜けるとこのような形で出てくるかと思います。

5.ベアリングを外す

ベアリングは、左が新品、右が元もついているものです。
購入先は「必要工具」からご購入ください。

ベアリングを外す場合は、右の画像のような薄くて硬めの鉄板を使います。

鉄板を使って、ベアリングの隙間に差し込んでテコで少しづつずらす様にします。
ここで、鉄板1枚だけだと若干隙間ができたときに力が加わりにくくなりますので、複数枚用意してあげるのがコツです。

メンテナンス箇所

1.錆を落とす

錆を落とす箇所は2つ

本体の内部側とコイルの外側をしっかりと落としてあげてください。

分解せずに油だけ挿して回ることもありますが、それでも回らない主な原因はこの錆です。
錆によって、固着していたり、電気がショートしてしまい異常な状態になってしまうことで回らなくなることがあります。

分解できるのであれば、しっかりと錆取をしてあげてください。

2.ベアリングを交換する

ベアリングは先の記事の通り、外していただいたら、単純に新品と交換してあげて下さい。

上下に1個づつありますので、どちらも必ず交換してください。

3.油を塗布する

最後に、油を塗布します。が。。。。場所があります!!

1・ベアリングに少々
2・コイルと本体内部に指で軽く塗る

特に、「コイルと本体内部に指で軽く塗る」が重要です。

スプレー式の潤滑油をこれでもか!ってくらい塗らないでください。
コイル箇所は錆を止めるためにだけ塗るイメージでよいです。

塗りすぎると、油によって逆に硬くなる可能性があります。

動作確認

最後に、ビールサーバー本体に戻して、電源を入れてモーターが回っていることを確認します。

水を入れても入れなくてもモーターは回っていることもありますが、水を入れてあげるとよくわかります。

ここで、水が波打っていなければ、モーター本体が死んでいますのであきらめてください。。。

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました