Trend Micro Deep Security Agent の導入や更新時に、
Error 1923. Service 'Trend Micro Deep Security Agent'(ds_agent) could not be installed. Verify that you have sufficient privileges to install system services.The ScRegSetValueExW call failed for Start with the following error: Access is denied.
というエラーが出ると、とても不安になりますよね😢
ですが、この2つのログから見えてくるポイントは比較的はっきりしています。
結論からいうと、Windows 側でサービス登録やサービス設定変更に必要な権限が通らず、Trend Micro のエージェントサービス作成に失敗している状態です。Trend Micro の公式ヘルプでも、Agent のインストールは Windows 上で実施する前提になっており、インストーラー実行や再インストールによる解消が案内されています。さらに Trend Micro の既知事象として、Windows Server 2012 環境では同じエラー文言が発生するケースも公開されています。
このエラーは何を意味しているのか?🔍
Error 1923 は、Windows Installer 系でよく見られる 「サービスをインストールできなかった」 という系統のエラーです。
今回のケースでは対象サービスが Trend Micro Deep Security Agent (ds_agent) なので、Deep Security Agent のサービス登録そのものが失敗した と読めます。
一方で、
ScRegSetValueExW call failed for Start ... Access is denied
というログは、サービスの開始設定(Start)に関するレジストリ値の書き込み・変更でアクセス拒否が起きた ことを示しています。
つまり、単なる「インストール画面上の失敗」ではなく、Windows のサービス制御やレジストリ更新の段階で拒否されている 可能性が高いです。
まず押さえたい結論📝
この2つのログが同時に出ている場合、疑うべきポイントは主に次の通りです。
実行アカウントの権限不足👤
Trend Micro 関連ドキュメントでも、エージェント導入時には適切な権限が必要とされており、少なくとも管理者権限での実施が前提です。ローカル管理者権限が不足していると、サービス作成や開始設定変更で失敗しやすくなります。
サービス関連レジストリへのアクセス拒否🔐
ScRegSetValueExW のエラーは、サービス設定値の更新時に「アクセス拒否」が返っているため、レジストリ権限異常 や セキュリティ製品/ポリシーによるブロック を疑う材料になります。Microsoft の案内でも、この種のエラーはレジストリアクセス拒否が背景にあると説明されています。
既存の Trend Micro サービス残骸や更新不整合🔁
Trend Micro 公式では、Agent の不具合時に アンインストール → 再起動 → 再インストール/再アクティベート が有効なことが多いと案内しています。つまり、旧版の残骸や中途半端なサービス状態が原因で、上書き導入に失敗しているケースも十分ありえます。
Windows Server 2012 系の既知事象🪟
Trend Micro の既知情報では、Windows 2012 環境で Deep Security Agent 9.5 へのアップグレード時に、まさにこの Error 1923 が出ることがある とされています。この場合は Windows Update トラブルシューティングの実施が案内されています。
どんな環境で起きやすい?⚠️
このエラーは特に、次のような場面で起きやすいです。
サイレントインストールや配布ツール経由で導入したとき📦
見た目上は「管理者で配っている」ようでも、実際にはサービス登録に必要な権限が不足していることがあります。
GPO やセキュリティポリシーが厳しいサーバー🏢
業務サーバーでは、サービス作成やレジストリ更新が制限されていることがあります。
その結果、インストーラー自体は動いても、最後のサービス登録だけ失敗することがあります。
旧エージェントや他製品との競合があるとき🔄
セキュリティ製品はサービスやドライバを深く扱うため、古いコンポーネントが残っているだけでも失敗要因になります。
具体的な確認ポイント✅
管理者権限で実行しているか
まず最優先で確認したいのがここです。
インストール実行アカウントが ローカル管理者権限 を持っているかを確認しましょう。Trend Micro 関連資料でも、Windows 側の管理者権限が必要とされています。
サービス一覧に ds_agent が中途半端に残っていないか
すでに Trend Micro Deep Security Agent が存在しているのに壊れた状態だと、新規登録や更新に失敗することがあります。
サービス一覧に名前だけ残っていないか、起動状態がおかしくないか確認しましょう。
イベントログに同時刻の関連エラーがないか
System ログや Application ログで、同時刻に Service Control Manager や MsiInstaller の記録がないか見ます。Access is denied の直前・直後に別の拒否系ログがあれば、原因特定が早くなります。
既存 Agent のクリーン再導入が必要か
Trend Micro 公式では、よくある Agent 問題に対して アンインストール、再起動、再インストール/再アクティベート が有効とされています。再導入前提で一度整理するのはかなり有効です。
Windows 2012 / 2012 R2 かどうか
もし対象が Windows Server 2012 系なら、Trend Micro 公開の既知事象に該当する可能性があります。その場合は Windows Update 側の不整合も視野に入ります。
おすすめの対処手順🔧
1. 管理者権限で再実行する
最初にやるべきは、明示的に管理者権限でインストーラーを実行 することです。
配布ツール経由なら、その実行コンテキストが本当に管理者かも確認しましょう。
2. 既存 Agent を整理する
Trend Micro 公式でも再インストールが有効とされているため、
一度既存 Agent をアンインストールし、サーバーを再起動してから再導入する流れが有効です。
3. サービス登録失敗の痕跡を確認する
サービス一覧・イベントログ・インストールログを確認し、ds_agent が「作成途中で止まった」のか「作成自体できていない」のかを見分けます。
4. レジストリ/ポリシー制御を疑う
ScRegSetValueExW ... Access is denied が出ている以上、
サービスの Start 値変更を誰かが拒否している と考えるのが自然です。
端末防御製品、EDR、GPO、レジストリ権限変更などを点検しましょう。Microsoft 側でもこのエラーはレジストリアクセス拒否の文脈で説明されています。
5. Windows 2012 系なら既知事象を確認する
対象 OS が Windows Server 2012 / 2012 R2 なら、Trend Micro の既知事象に当たる可能性があります。
この場合、Windows Update トラブルシューティングの実施が案内されています。
企業の現場での“伝え方”💼
社内やお客様へ説明するなら、次のように表現すると伝わりやすいです。
やさしい説明文
Trend Micro Deep Security Agent のインストール時に、Windows 側でサービス登録に必要な設定変更が拒否されており、エージェントサービス ds_agent の作成に失敗している状態です。権限不足、既存サービスの不整合、または OS/ポリシーによる制御が原因候補です。Trend Micro 公式でも再インストールや既知事象の確認が案内されています。
さらに短く言うなら
「Trend Micro のサービスを Windows に登録しようとしたが、権限または設定制限により拒否された」です。
放置するとどうなる?🚨
このエラーを放置すると、Deep Security Agent が正常に入らず、
- 保護対象として認識されない
- ポリシー適用が不完全になる
- 監視や防御機能が有効化されない
といったリスクが出ます。Trend Micro の Agent は導入後にアクティベーションや保護機能利用へ進む前提のため、サービス導入失敗は実運用上かなり重要です。
まとめ✨
今回のログは、単なる「なんとなく失敗」ではありません。
かなり素直に読むと、
Trend Micro Deep Security Agent のサービス ds_agent を Windows に登録・設定しようとしたが、サービス設定変更時にアクセス拒否されて失敗した
という状態です。
対処の優先順位は次の順が王道です。
- 管理者権限の確認
- 既存 Agent の整理
- 再起動後の再インストール
- イベントログ確認
- GPO / セキュリティ製品 / レジストリ権限確認
- Windows Server 2012 系なら既知事象確認
この流れで確認していけば、原因の切り分けがかなり進みます😊
読者としては、「何が起きているかわからない不安」から、「どこを見れば直せるかが分かる状態」へ進めるはずです。
FAQ 🙋♂️🙋♀️
❓ Error 1923 は Trend Micro 側の不具合ですか?
必ずしもそうではありません。
Windows Installer がサービス作成に失敗したときに出る一般的な系統のエラーで、権限不足や既存サービス不整合、OS 側の制限でも発生します。Trend Micro 公式でも再インストールや既知事象確認が案内されています。
❓ Access is denied は何を意味しますか?
サービス設定値、特に Start 値の更新時に Windows が拒否したことを意味します。
レジストリ権限やセキュリティ制御、実行権限不足などが原因候補です。
❓ まず最初に何をすればいいですか?
管理者権限の確認と、既存 Agent の有無確認です。
そのうえで、アンインストール → 再起動 → 再インストールの順で試すのが定番です。
❓ Windows Server 2012 でだけ起きやすいですか?
少なくとも Trend Micro は、Windows 2012 環境で同様の Error 1923 が出る既知事象を公開しています。対象が 2012 系なら特に要注意です。
❓ サービス一覧に Trend_Micro_Deep_Security_Agent が見えない場合は?
サービス作成そのものに失敗している可能性があります。
インストールログとイベントログを合わせて確認し、再導入前提で整理するのが有効です。Trend Micro 公式でも再インストールが有効なことが多いとされています。


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