Warning: Undefined variable $num_class in /home/c2478448/public_html/azablog.blog/zakkiblog/wp-content/plugins/kattene/plugin.php on line 119
Microsoft 365 や SharePoint 関連の情報を追っていると、最近よく見かけるのが 「Azure ACS 廃止」 という話題です。
でも実際には、Azure ACSって何なの?、どんなシステムが止まるの?、自社に関係あるの? と感じる方も多いはずです。🤔
結論からいうと、今回の話で特に注意が必要なのは、SharePoint Online や Project Online で古い認証方式を使っているシステムです。
一方で、すべての Azure システムが影響を受けるわけではありません。
この記事では、Azure ACS の正体、廃止で影響しやすいシステム、影響を受けにくいもの、確認方法、移行先までまとめてわかりやすく整理します。
この記事を読めば、「うちの環境は急ぎで調査すべきかどうか」が判断しやすくなります。 ✅
「Azure ACS 廃止の話は、SharePoint・認証・Azure が絡むぶん、断片的に調べるとかえって混乱しがちです。まずは全体像をつかみたいなら、SharePoint 運用の基礎や Azure の構成理解をまとめて整理できる1冊があると、影響調査がかなり進めやすくなります。」
Azure ACSとは?🔐
Azure ACS とは、Azure Access Control Service のことです。
もともとは Microsoft のクラウド系サービスで使われていた 認証・認可のための旧式サービス で、特に SharePoint Online の古いアプリモデル で使われてきました。
現在 Microsoft は、旧式の ACS ベース認証から、Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)ベースのモダン認証 へ移行するよう案内しています。
いつまで使えるの?📅
Microsoft の公式案内では、SharePoint Online 向け Azure ACS は次のスケジュールです。
- 2024年11月1日:新規テナントでは動作停止
- 2026年4月2日:既存テナントも含めて完全停止
しかも、2026年4月2日以降は延長利用の選択肢はない と明記されています。
また、SharePoint の文脈以外での Azure ACS は、すでに 2018年11月7日で終了済み です。
そのため、今「Azure ACS 廃止」で問題になる話は、実質的に SharePoint Online / Project Online 系の古い構成 が中心です。
影響が出やすいシステムはこれ💥
ここがいちばん大事です。
Azure ACS 廃止で影響しやすいのは、次のようなシステムです。
SharePoint Online の古いカスタムアプリ 🧩
SharePoint Online で、Azure ACS を使ってアプリ専用権限(app-only)を与えているカスタムアプリ は影響対象です。
Microsoft は、SharePoint Online にアクセスするために ACS 登録されたアプリを、Microsoft Entra ID ベースへ移行する必要がある と案内しています。
たとえば、以下のような仕組みは要注意です。
AppRegNew.aspx を使って登録したアプリ
AppRegNew.aspx を使って SharePoint Add-In やアプリを登録していた場合、その構成は ACS ベースの可能性が高い です。 Microsoft の登録手順ページでも、SharePoint Add-ins を Azure ACS に登録する方法として案内されています。
AppInv.aspx で権限付与しているアプリ
AppInv.aspx を使って権限 XML を流し込み、SharePoint に対してアプリ権限を付けていた仕組みも、古い ACS モデルに関連していることが多いです。 Microsoft Learn の案内でも、ACS モデルとして appregnew.aspx と appinv.aspx が言及されています。
SharePoint App-Only 認証を使うバッチ・連携ツール
夜間バッチ、ファイル連携、一覧取得、サイト自動作成など、ユーザー操作なしで SharePoint Online にアクセスするツール が ACS の App-Only を使っているケースがあります。
Microsoft はこうしたアプリ専用アクセスについて、Entra ID への移行を推奨しています。
Provider-hosted SharePoint Add-In 🌐
これは特に要注意です。
Provider-hosted SharePoint Add-In は、SharePoint 外部で動くアプリですが、SharePoint 側へ戻る認証レイヤーとして Azure ACS を利用 しています。
Microsoft 公式でも、Provider-hosted Add-In は ACS を使うと明記されています。
そのため、Provider-hosted Add-In を使っているシステムは、2026年4月2日以降そのままでは継続できない と考えるべきです。
Project Online のカスタム開発 📊
Project Online は SharePoint Online 上に成り立つサービスなので、Project Online 向けの独自開発や連携 でも Azure ACS を使っていれば同じ影響を受けます。
Microsoft も、Project Online の ACS 利用は SharePoint Online と同じ退役スケジュールに従う と案内しています。
逆に、影響しにくい・誤解されやすいもの 🙆
「Azure ACS 廃止」と聞くと、Azure 全体のシステムが危ないように見えますが、そうではありません。
SharePoint Framework(SPFx)✨
SPFx は影響を受けません。
Microsoft は、SharePoint Add-In の後継として SPFx を推奨 しており、今回の retirements の対象外だと明記しています。
SharePoint Server オンプレミス 🏢
オンプレ版 SharePoint Server は、ハイブリッド検索などで Azure ACS に依存するケースがあるものの、今回の Azure ACS retirement は SharePoint オンプレのユースケースには影響しない と Microsoft は説明しています。
一般的な Entra ID 連携の業務システム 🔑
すでに Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)でサインインしているだけの通常の業務システム は、今回の “Azure ACS 廃止” と別物であることが多いです。
問題になるのは、SharePoint の古い Add-In / ACS 認証方式 です。
こんなシステムは特に危ないです⚠️
社内で次の特徴があれば、かなり疑ったほうがいいです。
古い SharePoint Online 連携ツールがある
- 文書ライブラリへ自動アップロード
- リストデータの定期取得
- 権限付与やサイト作成の自動化
- バックアップや監査収集
- Project Online データ連携
これらが 何年も前に作られ、最近ほぼ触っていない なら要注意です。
特に「昔のベンダーが作った」「ソースを触れる人がもういない」系は危険度高めです。 😨
画面や手順書にこんな単語が出る
AppRegNew.aspxAppInv.aspxSharePoint Add-InProvider-hosted Add-InACSapp-onlyaccounts.accesscontrol.windows.net
こうしたキーワードが出てきたら、Azure ACS に関係している可能性があります。 Microsoft 公式の移行ドキュメントでも、これらの登録・認証方式が説明されています。
廃止後に何が起きるの?🚨
Azure ACS を使っている対象システムは、2026年4月2日以降、その認証が通らなくなる 可能性があります。
結果として、次のような障害が発生し得ます。
- SharePoint Online への接続失敗
- アプリ専用アクセスの失敗
- Add-In 機能停止
- バッチ処理エラー
- Project Online 連携停止
Microsoft は、既存テナントも含めて 2026年4月2日で完全停止すると案内しています。
何を確認すればいい?🔍
まずは、感覚ではなく 事実ベースで棚卸し するのが大切です。
1. SharePoint Online / Project Online の連携資産を洗い出す
まず確認したいのは、自社に SharePoint Online を触る独自ツール・独自アプリがあるか です。
情シス、開発、運用、ベンダー保守先に横断で確認しましょう。
2. AppRegNew.aspx / AppInv.aspx 利用有無を確認する
手順書、設計書、ソースコード、運用メモにAppRegNew.aspx や AppInv.aspx の記載がないか探します。
見つかれば、優先度高めで調査対象です。
3. Microsoft 365 Assessment tool を使う
Microsoft は、Microsoft 365 Assessment tool で Azure ACS 利用状況をスキャンすることを推奨しています。
このレポートでは、利用中の ACS アプリプリンシパルや権限範囲、アクセス対象サイトなどを把握できます。
4. 使っていない ACS を止める
Microsoft は、不要な Azure ACS app-only 利用がなくなったら、テナント側で 無効化 することも推奨しています。
具体的には Set-SPOTenant -DisableCustomAppAuthentication $true が案内されています。
ただし、影響確認前に切ると業務停止の恐れがあるので、必ず事前調査が必要です。
代替手段は何になる?🔄
Microsoft Entra ID ベースへ移行する
SharePoint Online へのアクセスは、Microsoft Entra ID アプリ登録 による方式へ移すのが Microsoft の基本方針です。
従来の ACS よりも、よりモダンで安全なモデルとして案内されています。
SharePoint Add-In は SPFx への刷新を検討する
UI 拡張や Web パーツ中心の構成なら、SPFx への置き換え が第一候補です。
Microsoft も SPFx を主要な後継技術として案内しています。
Provider-hosted Add-In は外部アプリとして再設計する
Provider-hosted Add-In は、外部 SaaS / Azure Web App / Teams 連携などへ再設計 しつつ、認証を Entra ID ベースにする流れが現実的です。
今すぐ動くべき企業の特徴 🏃
次のどれかに当てはまるなら、早めの着手がおすすめです。
ベンダー製の古い SharePoint 連携が残っている
「動いているけど中身がわからない」は危険です。
2026年4月直前になると、調査・改修・テストが間に合わないことがあります。
Project Online の独自拡張がある
Project Online は対象に含まれるので、関係者が“Project は別物だから大丈夫”と思っていると危険 です。
SharePoint Online をバッチや自動処理で使っている
人がブラウザで使うだけなら問題なくても、裏側の自動連携だけ止まる という事故はよくあります。
特に nightly バッチや CSV 取り込み、文書同期は見落としやすいです。 ⚙️
まとめ 📝
Azure ACS 廃止で本当に影響を受けやすいのは、SharePoint Online / Project Online の古い認証方式を使っているシステム です。
特に次のものは重点確認が必要です。
AppRegNew.aspx/AppInv.aspxを使う旧式アプリ- SharePoint App-Only 認証の独自ツール
- Provider-hosted SharePoint Add-In
- Project Online の独自連携や独自開発
一方で、SPFx は影響対象外、SharePoint オンプレは今回の retirement の直接対象外 です。
つまり大事なのは、
「Azure を使っているか」ではなく、「SharePoint の古い ACS 認証を使っているか」を見極めること です。🔍
早めに棚卸ししておけば、慌てずに Entra ID や SPFx へ移行計画を立てられます。
今のうちに確認しておくことで、2026年春の突然停止を回避し、安心して Microsoft 365 環境を運用できる未来 につながります。🌈
FAQ 🙋♀️🙋♂️
Azure ACS って Azure AD と同じですか?🤔
違います。
Azure ACS は旧式の認証関連サービスで、今回問題になるのは主に SharePoint Online の古い ACS ベース認証 です。
現在の推奨は Microsoft Entra ID です。
すべての Azure システムに影響しますか?☁️
いいえ。
今回の影響の中心は SharePoint Online / Project Online の旧構成 です。
一般的な Azure 利用全体が一斉に止まる話ではありません。
SharePoint Framework(SPFx)は大丈夫ですか?🧱
はい。
Microsoft は SPFx は影響を受けない と明記しています。
SharePoint オンプレミスも影響しますか?🏢
今回の retirement は、SharePoint オンプレのユースケースには影響しない と Microsoft は案内しています。
何を見れば自社が危ないかわかりますか?🔍
まずは AppRegNew.aspx、AppInv.aspx、Provider-hosted Add-In、app-only などの痕跡を確認し、あわせて Microsoft 365 Assessment tool でスキャンするのがおすすめです。
2026年4月2日を過ぎたら延長できますか?⏳
できません。
Microsoft は、延長オプションはない と案内しています。



コメント