システム開発では、いきなりプログラムを書き始めることはありません。
その前に、「どんなシステムを作るのか」 を関係者全員で共有するための文書が必要で、それが 基本設計書(基本設計) です。
つまり、
“このシステムはどう動くのか” を視覚的・論理的にまとめた設計書
と考えればOKです。
ここでは、「最低限これだけ入れればOK」という6つの構成を紹介します。
最初に書くべきは「システムの全体像」。
システムの目的/背景/利用者/期待される効果 を整理します。
例:
ここは“システムの紹介ページ”のようにまとめると読みやすいです。
次に、システムが持つ機能を「大分類 → 小分類」で一覧にします。
| 大分類 | 小分類 | 内容 |
|---|---|---|
| ユーザー管理 | ユーザー登録 | 新規ユーザー登録 |
| ユーザー管理 | ログイン | 認証処理 |
| 商品管理 | 商品登録 | 商品情報の登録 |
開発漏れを防ぐための“目次”になる重要な部分です。
ユーザーや管理者がどう操作し、情報がどのように流れるかをフロー図で整理します。
例:
図解にすると、エンジニア以外でも理解しやすくなります。
基本設計書の中で最も重要です。
画面=システムの顔
ここが曖昧だと、開発後のトラブルにつながります。
どんなデータを扱うのかを整理します。
データ設計が曖昧だと、実装後にほぼ必ず不具合が起きます。
外部システムとのつながりがある場合に必須。
例:
特に企業システムでは“外部との接続仕様”が重要になります。
誰が読んでも同じ理解になることが一番大事。
画面 → 入力 → 処理 → 出力
という流れで設計すると体系化しやすいです。
×「適当に並び替える」
○「ID昇順で並び替える(昇順/降順の切替あり)」
仕様の“解釈違い”は、後々のトラブルの原因になります。
そのままコピー&編集できます。
(表の形で整理)
基本設計書は、
「システムの骨格」をわかりやすく共有するための設計図です。
難しく考える必要はなく、
✔ 何を作るか
✔ どう動くか
✔ どんな画面か
✔ どんなデータか
を整理すれば作れます。
もし「これから自社システムを作る」「外部ベンダーへ依頼する」という場合は、
最初にこの基本設計をしっかり作るだけで、手戻りコストが大幅に下がります。