
「豆」と聞くと、大豆・小豆・黒豆あたりを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実は、世界には想像以上の種類の豆が存在しており、日本で食べられている豆はそのごく一部にすぎません。
この記事では
✅ 世界の豆の種類
✅ 日本で流通している豆の種類
✅ なぜ数がはっきりしないのか
を分かりやすく解説します。
世界には豆は何種類あるの?



植物学的に見ると「約2万種以上」
豆の多くは**マメ科植物(Fabaceae)**に分類されます。
- マメ科植物は
👉 約700属・約20,000種以上 - これには
- 食用
- 野生種
- 観賞用
すべてが含まれています
つまり、「豆=植物としての豆」で考えると、世界には2万種類以上存在します。
食べられている豆はどれくらい?
世界で一般的に食用とされている豆
実際に人が食べている豆は、ぐっと絞られます。
- 約70〜100種類前後
- 代表的な豆
- 大豆
- インゲン豆
- えんどう豆
- そら豆
- ひよこ豆
- レンズ豆
- 落花生(ピーナッツ)
品種まで含めると一気に増える
- 例:インゲン豆
👉 数千品種以上 - 世界全体では
👉 数万品種規模
日本では豆は何種類ある?


日本で一般に流通している豆
スーパーなどで普通に手に入る豆は
- およそ20〜30種類程度
- 主な豆
- 大豆
- 小豆
- 黒豆
- 金時豆
- そら豆
- えんどう豆
- いんげん豆
- ひよこ豆
- レンズ豆(近年増加)
日本の在来品種を含めると?
日本は豆の在来品種が非常に豊富です。
- 大豆・小豆・菜豆などを中心に
👉 数百種類以上の在来品種 - 有名な例
- 丹波黒
- 各地の在来大豆
- 伝統的な小豆品種
同じ「大豆」でも
味・香り・粒の大きさ・用途がまったく違います。
なぜ「豆の種類」ははっきりしないの?
理由はシンプルで、数え方が違うからです。
- 植物学的な「種」なのか
- 食用としての「豆」なのか
- 品種(ブランド)まで含めるのか
これによって
👉 数十 → 数百 → 数万 と大きく変わります。
まとめ|豆の種類をざっくり比較
| 区分 | 種類数の目安 |
|---|---|
| 世界のマメ科植物 | 約20,000種以上 |
| 世界の食用豆 | 約70〜100種 |
| 世界の品種数 | 数万以上 |
| 日本で流通する豆 | 約20〜30種 |
| 日本の在来品種含む | 数百種以上 |
おわりに
私たちが普段食べている豆は、世界中にある豆のほんの一部です。
豆は栄養価が高く、保存性も良く、地域の食文化とも深く結びついています。
次に豆を選ぶときは、
「これは世界の中のどんな豆なんだろう?」
と考えてみると、ちょっと面白くなるかもしれません。


コメント