
1. カブアンドってどんな会社・サービス?

**カブアンド(KABU&)**は、電気・ガス・モバイル・インターネット・Wi-Fi・ウォーターサーバー・ふるさと納税・クレカ・保険・ポイントサイトなど、生活インフラ系のサービスを利用すると、その利用額に応じて「株引換券」がもらえるサービスです。カブアンド+1
運営しているのは株式会社カブ&ピース。代表取締役社長は、元ZOZO社長として知られる前澤友作さんです。公式サイトでは「日本は資本主義なのに、株を持つ人が少ない」「国民総株主を目指す」というビジョンを掲げています。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主
ポイントではなく「自社株(未公開株)」を配る、というのがカブアンドの大きな特徴です。カブアンド+1
2. 生活費が株に変わる仕組み
株引換券が貯まる

カブアンドでは、サービス利用額に応じて「株引換券」が付与されます。例えば:カブアンド+1
- KABU&でんき・ガス
- 通常会員:利用料金の1%
- プラス会員:利用料金の2%
- KABU&モバイル
- 通常会員:利用料金の10%
- プラス会員:利用料金の20%
- KABU&ひかり・ウォーターなど
- サービスごとに1〜10%程度(公式サイトに詳細の還元率一覧あり)
この「株引換券」は1枚=1円相当の価値とされ、一定枚数をまとめることで、株式会社カブ&ピースの株(未公開株)や割引券と交換できると説明されています。カブアンド+1
株引換券 → 株への交換

- 株引換券を株に交換するタイミングは、**募集期間(第○期株引換)**として期間が区切られています。
- 例として、第2期の募集では「1株6円」の発行価格で、株引換券6枚で1株というイメージが公式情報として出されています(今後の募集期・発行価格は変動する可能性あり)。カブアンド+1
- 申し込みには本人確認などの手続きが必要で、詳しい条件は目論見書やFAQで案内されています。KabuAnd FAQ
※このブログでは概要のみを紹介しています。実際に申し込む際は、必ず公式サイトの最新の目論見書・FAQを確認してください。
3. もらえる株は「未公開株」って大丈夫?

カブアンドでもらえる株は、**上場前の「未公開株」**です。カブアンド+1
- 現時点では、証券取引所に上場していないため、証券会社経由で自由に売買することはできません。
- カブ&ピースが将来上場すれば、上場後に売却できるようになる可能性がありますが、上場が約束されているわけではありません。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+2カブアンド+2
- 株価が発行価格より下がるリスクも公式に明記されています。「絶対に値上がりする」「儲かることが保証されている」というものではありません。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
つまり、
「生活費を払いながら、将来値上がりしたらラッキーかもという“オマケ”として株をもらう」
くらいの感覚で捉えるのが現実的です。
4. 「怪しいの?」と不安になるポイントと実際のところ
ここからは、ネットで言われがちな不安ポイントをできるだけクリアにしていきます。

Q1. 未公開株って詐欺が多いイメージ…カブアンドは大丈夫?
確かに世の中には「未公開株詐欺」と呼ばれる悪質な勧誘が存在します。
カブアンド自身も、カブアンドをかたる未公開株勧誘の注意喚起を公式サイトで出しており、
- 当社以外の業者からの株式勧誘は一切行っていない
- 現金やクレジットカードで株だけを買うことはできない
- 株は「サービス利用で貯めた株引換券を交換する方法」でしか取得できない
と明記しています。カブアンド+1
つまり、「お金だけ払って株だけ買わせる」ようなスキームではないのがポイントです。
Q2. 会社の情報はちゃんと公開されている?
運営会社の株式会社カブ&ピースは、会社概要・IR情報・目論見書・勧誘方針などを公開しています。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
- 会社概要
- IR(決算説明など)
- 目論見書(新株発行届出目論見書)
- 利用規約やプライバシーポリシー、情報セキュリティ方針
- 反社会的勢力排除の方針
これらが公式サイトから誰でも確認できるのは、透明性という意味ではプラス材料です。
Q3. 株の価値は本当に上がるの?
ここは一番勘違いしやすい部分です。
- 公式にも「株価が発行価格より下がるリスクがある」「上場を確約するものではない」と明記されています。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
- どれだけ価値が上がる(または下がる)かは、今の時点で誰にも分かりません。
「絶対儲かる」「何倍にもなる」などの甘い期待は禁物。
あくまで「生活費のついでに、将来上場したらラッキーかも」くらいのスタンスが現実的です。
Q4. 料金は本当にお得になるの?
カブアンドは「電気の品質は変わらない」「今の電力会社を解約せず乗り換え」など、使い勝手の良さをアピールしています。カブアンド+1
ただし、
- 料金プランが必ずしも「今より安くなる」とは限らない
- 地域や現在の契約内容によって有利・不利は変わる
ので、
「株がもらえるから」という理由だけで決めず、必ず自分の今の料金と比較することが大切です。
5. カブアンドの「安心材料」と「注意点」を整理

安心材料になりそうなポイント
- 有名な経営者(前澤友作氏)が代表で、顔出し・名前出しでサービスを説明している株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
- 会社概要・IR情報・目論見書・勧誘方針などが公式サイトで公開されている株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
- サービスとしては、電気・ガス・通信・水・ふるさと納税・クレカなど、生活インフラ系にフォーカスしているカブアンド+1
- カブアンドを装った詐欺的勧誘に対して自ら注意喚起しているカブアンド
注意しておきたいポイント
- もらえるのは未公開株であり、
- 上場するかどうか
- いくらで売れるようになるのか
は一切保証されていない。カブアンド+2株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+2
- 株価が発行価格より下がるリスクもあると明言されている。株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主+1
- 株引換券を株に交換するには、
- 本人確認
- 申し込み可能な募集期間内の手続き
が必要で、手続きしなければ単なる「引換券」のままになる。KabuAnd FAQ
- サービス利用料・手数料・KABU&プラスの有料会員費などを含めたトータルコストを自分で計算する必要がある。
6. どんな人に向いている?向いていない?

向いている人
- どうせ払う電気・ガス・スマホ・ネット料金で、ポイントよりも「株」という形でリターンを狙いたい人
- 「まだ株を持ったことがないけど、まずは少額から体験してみたい」という投資初心者
- 前澤氏の「国民総株主」というビジョンに共感し、応援の気持ちも込めて利用したい人株式会社カブ&ピース – 目指せ、国民総株主
向いていないかもしれない人
- 「確実に儲からないとイヤ」「短期で売買して利益を出したい」という人
- 料金やサービス内容を比較せず、「とにかく株がほしいから」と勢いだけで申し込みそうな人
- 未公開株のリスク(上場しない/値下がりする可能性)を受け入れられない人
7. 登録〜利用の大まかな流れ

※細かい画面や手順は変わる可能性があるため、ここではざっくりとしたイメージだけを紹介します。
- 公式サイトでサービス内容をチェック
- どのサービスがあるか
- 還元率、料金イメージ
- 利用条件(年齢・居住地など)
- 会員登録
- メールアドレスや基本情報を登録
- ログイン用のアカウントを作成
- 対象サービスの契約・乗り換え
- 電気・ガス・モバイル・ネットなど、希望するサービスを選び申し込み
- 場合によっては工事やSIM入れ替えなどが発生
- 日々の利用で株引換券が貯まる
- 利用料金に応じて、自動的に株引換券が付与される
- 募集期間に株引換券を株へ交換(希望者のみ)
- 本人確認を行い、募集期間内に申し込み
- 何株に交換されるかは、発行価格と手持ちの株引換券に応じて決まるKabuAnd FAQ+1
- 上場までは保有するだけ
- 株は上場するまで原則売却不可
- 上場したら証券口座を通じて売買できるようになる可能性がある(上場自体は保証されない)。カブアンド+1
8. まとめ:怪しさより「仕組みとリスクを理解できるか」が大事
カブアンドは、
- 生活インフラの支払いで株引換券が貯まる
- 株引換券を自社の未公開株と交換できる
- 将来上場すれば、株主としてリターンを得られる可能性がある
という、これまでにあまりなかったタイプのサービスです。カブアンド+1
一方で、
- 株は未公開株であり、上場や値上がりは一切保証されない
- 株価下落のリスクが明言されている
- 募集期間や手続きが必要
という投資商品としてのリスク要素も、きちんと理解しておく必要があります。
このブログのスタンス
この記事では、
「カブアンド=絶対にお得」「必ず儲かる」
とは一切言っていません。
- 仕組みとリスクをできるだけ分かりやすく伝えること
- 読者が自分で比較・検討できる材料を提供すること
を目的にしています。
もし、
「生活費を見直しながら株にも触れてみたい」
「カブアンドの考え方に共感できる」
と感じたら、ご自身で公式サイトから最新情報・目論見書を確認したうえで判断してみてください。
最後にもう一度:
投資判断は、必ずご自身の責任と判断で行いましょう。


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