システムエンジニア(SE)にとって、ネットワーク知識は「避けて通れない必須スキル」です。
なぜなら、実際の現場で起きる障害の 約7割はネットワークが原因 と言われているからです。
しかし新人SEの多くは、
「ネットワークって難しそう…」
「どこから覚えればいいかわからない」
と不安を抱えています。
この記事では、新人SEが まず絶対に覚えるべきネットワーク基礎 を、
実務で使うポイントだけに絞って、わかりやすく解説します。
ネットワークを理解するうえで、避けて通れないのが IPアドレス です。
コンピュータをネットワーク上で識別するための「住所」。
例:
192.168.1.10
例)192.168.1.10/24
この意味がわかれば、ほぼ半分理解したのと同じです。
IPアドレスとセットで使われるのがサブネットマスク。
例:255.255.255.0
これは
「同じネットワークとみなす範囲」
を決める数字です。
例えば
これらは同じネットワークに属しているので、基本的にルーターを介さず通信できます。
ネットワーク外に通信するときに通過する“出口”のこと。
例)
PC → ゲートウェイ → インターネット
これを知らないと、疎通確認どころか障害対応もできません。
人間が覚えやすい「名前」を、IPアドレスに変換するしくみ。
例:
www.google.com → 142.250.xxx.xxx
DNSが壊れると、インターネットに繋がらなくなることもあります。
実務では DNS設定のミス が頻発します。
新人SEが最初に身につけるべき「切り分けの道具」です。
ping 192.168.1.10
・相手が応答するかチェック
・ネットワーク障害の初期調査に使用
tracert www.google.com
・どのルーターで止まっているか確認するツール
・WAN側障害の調査で必須
nslookup www.yahoo.co.jp
・DNSの動作確認
・表示されるIPが正しいか判断
実務では「その通信がTCPかUDPか」を知るだけで切り分けが進みます。
よく使う代表的なポート番号を覚えるだけで十分。
| サービス | ポート | プロトコル |
|---|---|---|
| HTTP | 80 | TCP |
| HTTPS | 443 | TCP |
| SSH | 22 | TCP |
| RDP | 3389 | TCP |
| DNS | 53 | UDP/TCP |
ファイアウォール調査で必ず使います。
新人が最初に苦しむポイントがこれ。
構成図には主要機器が登場します。
構成図が読めれば、
「どこで詰まっているか?」がわかるようになります。
ネットワークは「どの道を通るか」で結果が変わる世界。
特に静的ルーティングの理解は重要です。
最後に最も重要なこと。
障害を解決するには“切り分け”ができるかどうか。
例:
Webにつながらない
↓
pingは通る?
↓
名前解決できてる?
↓
ポートは開いている?
↓
サーバは稼働している?
この流れが頭に入っていれば、
新人でも障害対応ができるようになります。
新人SEがまず覚えるべきネットワーク基礎は以下の10項目。
これらを理解すると、障害対応力が飛躍的に伸び、
「この新人、わかってるな」と先輩に信頼されるようになります。