Nintendo Switch2が発売されてから数か月。ゲーマー界隈で最も注目されるテーマのひとつが「CFW(カスタムファームウェア)はどこまで進んでいるのか?」です。
ここでは、2025年8月時点で世界中から報じられている最新の進捗を整理します。

■ 世界の進捗率:まだ「入口段階」
- 公開されたCFWはゼロ
現在、Switch2用のカスタムファームウェアは一切リリースされていません 。 - ユーザーランドROP(限定的なコード実行)
北米・欧州のリサーチャーが発売直後にPoCを披露しましたが、これは“お遊びレベル”でCFWには直結していません 。 - カーネル権限の突破=未達
必須ステップである特権昇格やセキュアブート回避は、現状一切報告なし。
総合評価すると、**進捗率は10〜20%程度(研究段階)**と見てよいでしょう。
■ 地域別ハッカー動向
北米・欧州
- ROP実証が早期に出回るも「実用性ゼロ」との報道多数。
- Mig Flashなどフラッシュカート使用者がBANされる事例が広く報告され、話題に。
日本
- 技術ブログやニュースで「ファーム更新追跡」や「BAN情報の注意喚起」は増加。
- 具体的なCFW進展は未確認。
中国・香港・台湾
- BANされた本体の中古流通やMig利用でのオンライン永久停止がローカルメディアで拡散。
- 「Switch2のセキュリティはSwitch1より格段に強固」という見方が浸透。
■ 技術的ハードル
- ユーザーランドからカーネルへの橋渡しが未突破。
- T239 SoCのハードウェアレベルの強化(デュアルロックステップなどと推測)が大きな壁に。
■ 一般ユーザーが知っておくべきこと
- 現時点でCFWは存在しません。
- 「CFW可能」とうたうツールや販売は詐欺の可能性大。
- フラッシュカート使用は高確率でBAN(オンライン永久停止級)。自己バックアップ用途でも検知対象とされています。
■ 今後の注目ポイント
- カーネル脆弱性の発見・公開はあるか?
- モッドチップ系の恒久化実証が出るか?
- Atmosphère開発陣など主要CFWコミュニティがSwitch2対応を表明するか?
まとめ
Switch2のCFW開発は、まだ「研究段階」に留まっています。
世界中のハッカーが挑戦していますが、任天堂とNVIDIAが築いたセキュリティの壁は非常に高いのが現状です。
「進捗率10〜20%未満」──それが2025年8月現在の冷徹な評価。
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