【ファミコン】ディスクシステム (吸い出し)と(書き込み)両方が可能な前期型と後期型の見分け方完全解説【それと注意点(実は中期型もある?)】

ファミコン
あざらし
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こんにちは!今回は、任天堂の家庭用ゲーム機「ディスクシステム」を使ったゲームの吸い出しと書き込みについての前準備としての情報と、注意点についてもお話ししたいと思います。

そもそも、私が生まれてすぐのゲーム機なんですよねこれ。
子供の頃ファミコン自体は家にあったのですが、ディスクシステムまではなかったので、誰かの家にあったのを物珍しそうみていた記憶があります。

最近レトロゲームを集めては遊んでるのですが、ディスクシステムの”ディスク”自体は、大まかに言えばFD(フロッピーディスク)なんですよね。

要は、磁気をつかってデータを保存する機構になっているということです。

これは、何を言っているかというと。チップ型のROMよりはるかにデーターが壊れやすい!ということです。

ディスクの保存環境によっては簡単にでテーターが壊れます。
※各いう私も、購入した中古のディスクの吸い出しをやった結果、7割くらいがデーターが破損していました。。。

ですので、正常に読み込めたデーターをバックアップしておきたいのが本音ですね。

そこで、ゲームデーターをバックアップするための前準備として必要なディスクシステムについての情報をまとめました。

ちなみに、ゲームの吸い出しや書き込みできる条件について勘違いしている人が結構いるようなのでその辺りも含めてお知らせいたします!

いつもの注意事項

全ては自己責任で実施してください。

ディスクシステムとは

まずは、「ディスクシステム」についてから。

「ディスクシステム」とは、1986年に任天堂が発売した、ファミリーコンピューター(ファミコン)の周辺機器の一つです。

ファミコン本体に接続し、磁気ディスクを使用することで、新しいゲームソフトを追加したり、ゲームデータをセーブしたりできるようになりました。

注意点

ディスクシステムには”前期型”と後期型”があります。
前期型の基盤にはプロテクトが掛かっておらず、後期型にはプロテクトが掛かっています。

また、ディスクドライブ自体にも前期型と後期型があり、マイクロプロセッサーやモーターに貼られたシールで判断することができます。
前期型のドライブにはプロテクトが掛かっていないため、吸出し書き込みの両方が可能で、
後期型のドライブにはプロテクトが掛かっているため、吸出し可能ですが書き込み不可能です。
※ここでいう、書き込みとはディスク自体に対する書き込みのことです。

ここを勘違いしている人がいます!

吸い出しはどの機種でも可能!ということです。

書き込みだけは前期型が必要です。
吸い出したデーターをエミュで起動するのであれば、後期型のディスクシステムで全然問題ないです。

前期型・後期型 早見表

外装から前期・後期を判断する早見表

あざらし
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この表からわかる通り、100%前期型と判断できるのは「外装がつるつるしていて、注意文がない」やつなんですね。

それ以外は、裏面の製造元のシールが「白」ぽいものとかが前期型というのもあるんですが、これはちょっとだけ高確率というだけで100%との保証ができないんです。

基盤のバージョンごとのプロテクトの有無の早見表

あざらし
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この表からわかるのは、電源基盤が02と03には製造タイミングによって、プロテクトがかかった電源基盤があるということです。

でも、このプロテクトは”プロテクトなし基盤”に無理やりプロテクトのついた基盤を取り付けた間に合わせのようで、簡単に解除できてしまうんです。

おそらく、その頃のほとんどが04に置き換わっているので、この04が普及するまでのつなぎだったんだと思います。

なので、02と03基盤はプロテクト無しがほとんどです。

本体の前期型・後期型見分け方

あざらし
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見極め方は大きく2パターンです。

※もしかしたら前期と後期の間に中期型もあるかもしれないです。本項目の最後にお知らせします。上記早見表より

・本体の外装による判断

前期型:外装面が全体的にツルツルしている & ディスク挿入面に注意書きがない

後期型:外装面が全体的にざらざらしている & ディスク挿入面に注意書きがある

・本体の内蔵基盤番号による判断

基盤には01~05までの番号がつけられています。

前期型:01~03
※ごくごく一部の02と03で対策されている機構が確認されています。

後期型:04~05

ドライブの前期型・後期型見分け方

・ドライブについてるモーターのシールによる判断

前期型:シールの色が白

後期型:シールの色が青

・ドライブの基盤に乗っているチップによる判断
※ドライブの読み込み箇所の隙間から覗けます。

前期型:ROMチップ番号がFD7201

後期型:ROMチップ番号がFD3206

購入したディスクシステムのうち基盤03は前記の見極めでは判断がつかない可能性がります。

理由として以下です

・外装の注意文がある&外装がざらざらしてる(外からは後期型ぽく見える)
・ドライブ側のモーターのシールが青色(でもノンプロテクトタイプ)

でも、電源基盤側でもドライブの基盤側でもプロテクトがかかっていませんでした。。

パット見た感じ前期と後期がミックスされたような、まるで中期型のようでした。

以上が、ディスクシステムについての解説でした。

吸い出し・書き込み手順

下記のサイトの方の記事がとても丁寧に掲載されています。

ご参考までにご覧ください。

ROMの吸い出しも可能! ドライブレスでゲームが遊べるファミコンディスクシステムのドライブエミュレータ『FDSStick』をレビュー - レトロゲームで遊ぼう!
アマゾンでディスクシステム関連のアイテムを探していたところ、ちょくちょく目に止まった不思議なアイテム。それが今回ご紹介する『FDSStick』です。 一見するとUSBメモリーっぽい形をしていますが、なんとこれを使うことで...

後期型でのプロテクトの外し方

下記のサイトで後期型のディスクシステムでもプロテクトを外して、書き込みを可能にする方法をのせています。

・電源基盤01の場合

対応不要!読み込みも書き込みも可能です。

・電源基盤02の場合

基本対応不要!
ただし、場合により電源基盤にプロテクトがあります。

・電源基盤03の場合

基本対応不要!
ただし、場合により電源基盤にプロテクトがあります。

・電源基盤04の場合

対応必要!!
電源基盤にプロテクトがついています。
以下の記事を参照にプロテクを解除できます。※ドライブ側にもプロテクトがかかっている場合は「 電源基盤05の場合」の記事をご参照ください。

・電源基盤05の場合

余談

上記でも記載の通り、ゲームの吸出しは前期型・後期型どちらでも可能であるとされていますが、なぜかを考えた結果。当時は吸出ししたデーター実行するためのエミュレータが存在しなかったためというのと、実機で起動するための機構がなかったのではないかと推測。
そのため、吸い出したところでどうしようもないからわざわざプロテクトはつけていなかったのかもですね。

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