HENloとは: PS系ハックで有名なTheFloW氏が2022年12月に公開したWebkit exploitとカーネルexploitを組み合わせたもので、SKGleba氏とRealYoti氏がブラウザだけでHENkakuをインストールできるウェブサイトを公開しました。手順はここで詳しく説明します。
導入2サイトの違いについて:
- SKGleba氏のHENlo:
- FW3.65-3.74の本体に対応
- HENkakuインストール、VitaShellインストール、ensoの導入、FW3.65へのダウングレード(modoru不要、FWダウンロード不要)、SD2Vita導入、config.txtの初期化
- RealYoti氏のHNElo:
- FW3.63-3.65および3.68-3.74の本体に対応
- VitaShellインストール、HENkakuインストール、config.txtの初期化
- SKGleba氏のサイトが多機能なため、ここではSKGleba氏の手順を紹介します。
事前準備:
- 初期型PSVita(PCH-1000シリーズ)を使用
- メモリーカードを挿入
- インターネットに接続
- PSNへの接続・ログインは不要
HENkakuインストール手順:
1. 事前準備:
- 使用するPSVitaが初期型(PCH-1000シリーズ)であれば、メモリーカードを挿入する。
- インターネットに接続する。
- PSNへの接続・ログインは不要。
2. HENkakuインストール手順:
- ブラウザを起動し、「deploy.psp2.dev」と入力する。
- 「HENlo – a Playstation Vita Jailbreak」というサイトが表示されたら、「Unlock my Vita」→「Unlock」の順にタップして進む。
- HENkakuのインストール画面が表示されたら、「Install henkaku」を選び、✖ボタンを押す。
- これでHENkakuがインストールされるが、CFW状態は再起動で解除される。再度ブラウザからHENkakuのインストールを行う。
- CFW状態を保ちたい場合は、後半で説明するensoの導入を行う。
3. VitaDeployのインストール:
- VitaDeployを起動する。
- もしVitaShellが起動してしまった場合は、「リスクのあるユーザープログラムを有効化」する手順を忘れているため、有効化してから戻る。
- 「App downloader」→VitaShellにチェックをつけ、「Download the selected apps」をタップしてダウンロード、インストールする。
4. 3.65へのダウングレード:
- VitaDeployで、「Install a different OS」→「Quick 3.65 Install」の順に進み、3.65のFWダウンロードを開始する。
- ダウンロードが完了するとmodoruの画面が表示され、ダウングレードを開始する。
- ×ボタン→(20秒待機)→再度、×ボタンでダウングレードを開始する。
- データチェック後、システムアップデートが自動的に開始される。
- アップデートが終了すれば、3.65にダウングレードが完了する。
5. 設定の変更:
- 設定を開き、「HENkakuの設定」→「リスクのあるユーザープログラムを有効化」にチェックを付ける。
- 「偽装バージョンの確認」を開いて、3.74以上に偽装バージョンを変更する。
- 「システムソフトウェアのアップデートファイルをダウンロードする」のチェックを外す。
6. VitaDeployから各種導入:
- VitaDeployを起動する。
- もしVitaShellが起動してしまったら、「リスクのあるユーザープログラムを有効化」する手順を忘れているので戻って有効化する。
- 「App downloader」→VitaShellにチェックをつけ、「Download the selected apps」をタップするとダウンロード、インストールされる。
7. 3.65へのダウングレード(再掲):
- VitaDeployで、「Install a different OS」→「Quick 3.65 Install」の順に進むと、3.65のFWダウンロードが始まる。
- FWのダウンロードが完了するとmodoruの画面が表示され、ダウングレードを開始する。
- ×ボタン→(20秒待機)→再度、×ボタンでダウングレードを開始する。
- データチェック後、システムアップデートが自動的に開始され、アップデートが終了すれば3.65へのダウングレードが完了する。
Ensoインストール手順:
1. Ensoのダウンロード
まず、EnsoのGitHubページから最新の「enso.vpk」をダウンロードします。
2. 「enso.vpk」をVitaに転送
PCとVitaをUSBケーブルで接続し、VitaShellを起動します。次にSELECTボタンを押してUSBモードにします。ダウンロードした「enso.vpk」をVitaに転送します。
3. 「enso.vpk」をインストール
VitaShellで「ux0:」を開き、先ほど転送した「enso.vpk」を見つけてインストールします。インストールが完了したら、ホーム画面にensoが表示されます。
4. ensoの導入
導入を進めるために、ensoを開きます。ここで〇ボタンを押します。
続いて、✖ボタンを押します。
5. 導入完了後の再起動
導入が完了すると、何かキーを押すと自動的にVitaが再起動します。
6. 再起動後の確認
再起動後、すぐにVitaShellが立ち上がりますか? もしエラーがなく、VitaShellが正常に起動すれば、Ensoの導入が完了です。これで再起動や電源を切った後も、h-encore²からHENkakuの再インストールが不要となります。
コメント
質問失礼します。
ensoを入れる前に再起動してしまい、結局3.74に戻してしまいました…
この場合henkakuはまだ入ったままなのでしょうか?
できたら消去したいのですが…
基本的には再起動してしまうと、HENKakuは消えますので再度インストールから実行していください
ご返信いただきありがとうございます。
そうなんですね…了解です
失礼します
VitaShellの導入中にシャットダウン触手てしまい、画面が黒、ランプが緑で固まってしまいました
放電してから起動すれば治るでしょうか..?
コメントありがとうございます。
書き込み中のダウンは治らないと思われます。
おそらく、事前にバックアップを取ったりしている状態で、上書きして書き込みなおすしかないような気がしています。